
牛乳
栗とさつまいものごはん
魚の三味焼き
煮浸し
菊花椀
重陽の節句は、平安時代のはじめに中国から伝わりました。奇数は縁起の良い「陽数」とされており、、最大の陽数である「9」が重なる9月9日は特別な日とされていました。
重陽の節句は別名「菊の節句」とも呼ばれ、見頃を迎える菊を鑑賞したり、菊の花びらを浮かべた酒を飲んだりします。菊は邪気を払う力をもっているとされており、それが日本にも語り継がれ、菊の花を楽しむ行事となっています。重陽の節句は菊の節句の他に「栗の節句」とも呼ばれ、栗ご飯を食べて、秋の収穫をお祝いします。今日の給食は栗ごはんと菊の花を浮かべたお椀にしました。
里芋を蒸して、つぶして丸め、もう一度蒸します。
丁寧に出汁をとり、薄くとろみを付け、さっと茹でた三つ葉と菊の花を浮かべました。
教室ではお団子を入れてから汁を注ぎました。(生徒はお出汁の量がもう少し多く入りました。)どのクラスもよく食べていてよかったです!菊の花をいただく機会はあまりないとおもうので、よい体験になったのではないでしょうか?
6月頃からこのメニューをやりたいなと考えて、夏休みに試作をし、納得のいく出来上がりでした。「季節のうつろいを食事から感じてほしい」と基本にメニューを考えているのですが、こうしてまた一つ季節を味わう料理に挑戦できたことで、栄養士の仕事にやりがいを感じています。物価高騰や色々な制限がある中での学校給食ですが、これからも楽しい給食を届けたいです!